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難は易を兼ねるのか?
独身時代に大は小を兼ねるを実践して、一人暮らしにも関わらず大きな冷蔵庫を購入し勝手に満足してました。沢山入るのだから、まさに大は小を兼ねていて、冷蔵庫にこれでもかと物を放り込んでいました。トイレも同様で、大は小を兼ねる事ができますが、小が大を兼ねようものなら、大惨事。さて、本題です。
勉強において、難は易を兼ねるのか。特に受験生になると受験問題を意識して難しい問題を解きたくなるものです。難を学んでおけば、易も楽々解けるようになるだろうと安易に考えるのです。そこは大きな間違いで、まずは易からスタートです。
中学校の数学で考えてみましょう。
1年生については、正負の数→文字式→方程式→比例・反比例→図形など
正負の数が理解できて文字式、文字式が理解できて方程式、・・・と易しい単元の理解から始まり徐々に難易度が上がっていきます。中1入学後すぐに方程式では学ぶのが大変です。
3年間通してみると、1年で習う方程式は2年で連立方程式にレベルアップし、3年には2乗を含む二次方程式です。いきなり二次方程式のスタートとなると、これも大変です。
こう考えると、易から順に難易度を上げていくべきなんです。
解説見ながら、難を解いたとしても、それはその問題の解き方を知っただけで、身にはついていないのです。新学期が始まって、保護者の皆様もお子様に対して問題集でも買いに行こうと言う場面があるかもしれません。大人目線でこれぐらい簡単だからと思って問題集を選んでも、お子様には難しいということもよくあります。あまり難しい問題集を選ばないようにとお願いしたいところです。塾生については、塾のワークで十分です。
今、僕も先日のブログでも紹介した一橋大学の赤本にチャレンジしてるのですが、なかなかの難です。解いて難しければ、その単元の基礎をもう一度確認しながら解いています。やっぱり基礎って大切だと実感しています。基礎はおろそかにされがちです。野球の練習で例えると、素振りよりもフリーバッティング、キャッチボールよりもノックを受けて練習したいじゃないですか、華があります。まずは素振りやキャッチボールが大切なんです、もっと言えば、走り込みの方がもっと大切なのかもしれません。
そんな訳で、難は易を兼ねない。苦手教科は易からスタートです。得意教科については難に食らいつくのも良いかと思います。
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