マスク

新年度もスタートし、ほぼマスクをする事が無くなった。あえてするなら、個別指導の生徒が風邪をひいて咳をしている時ぐらい。あとは、自分が風邪をひいた時。

ただ生徒を見てみると、けっこうマスク姿の生徒が多い。色々な病気の予防と言われれば、それは各自の意思なので僕がどうこういう事でもない。あと、マスクで顔を半分隠す事が都合が良いのかもしれない。マスクをしているとかわいく見えるとか、男前に見えるとか、そんな話をよく耳にする。マスクをする事で自分をより良く見せられるのかもしれない。それに、マスク越しだと、他人はマスクの中に素敵なパーツを持っているんだろうと勝手に想像する。それが隠れているものの魅力かもしれないけれど。勝手に期待ハズレと周りに思われたくないからマスクが外せないのかもしれない。お年頃の生徒には難しい課題です。

マスクを外す生徒も少しずつ増え、こんな顔をしていたんだ、と改めて顔を知る事もあります。ついでに授業中に為になるお話をして笑いを誘うのですが、その笑顔はとても良い。この笑顔はマスク越しでは見えないもの。みんなマスクを外して素敵な笑顔を見せつければいいのに。マスク越しの顔よりも何百倍も笑顔が素敵です。

あとは、顔を出して堂々と生き抜く事も大切ではないのかと。マスク越しに本当の自分を隠して、友達と付き合うよりも、全部を出して、それを全て受け入れてくれた友達と過ごす方が楽しいだろう、と友達のいない僕が言っても説得力は無いのは、分かってますがついつい思ってしまう。本当の自分を出せずに、薄っぺらい友達より、本当の自分を受け入れてくれる、数少ない友達の方が大切ではないのか。どうせ、将来、自分が困っても薄っぺらい友達なんて、ほぼ助けてくれる事は無いんだから。話がだいぶ逸れてしまいましたが、マスクです。

やっぱり、マスクがない生き生きした表情を見ながら、授業をするのが楽しいんです。最近、マスクを外した生徒が増えてきてそう思うのです。分かってないのかな？なんて事も表情から見抜けますから。お互い、顔合わせて授業をしたいものです。中間テストも終わりました、期末に向かって頑張って行きましょう。