厳しくないと思うけど

先日、高校生の入塾面談で、厳しそうな塾ですけど、うちの子供が入塾しても大丈夫なのでしょうか？というご質問を受けました。
聞いてみると、厳しいから成績が優秀な生徒さんが多くいらっしゃるだろうから、うちの子供は高校に入ってから、あっという間に落ちこぼれたので、ついて行けるか心配だと、そんなイメージをお持ちのようでした。

厳しいのか。
普通の事を普通に実施しているだけなのですが、最近は、生徒をお客様扱いして、甘やかす塾も多いので、うちのような塾は厳しく映るのである。まあ、比べると、そうなりますよね。もっと厳しい塾があれば、うちは甘い塾と映るのだろうから。でも、どうなんでしょう。我が子を厳しく育てたいんじゃないのかな、でも、そこに親子だと感情が入って、指導が難しい。だから、塾にお任せする。だから、塾が厳しさを代行するというか、より上を目指して指導する訳で。甘い塾に通うなら、家で甘やかしておけばいいやん、って思うんですよね。

甘やかして、成長してくれるなら、塾でも甘やかしますが、今まで生徒を見てきて、甘やかしたことはほぼないですが、それで成長した生徒はいないですよ。子供たちには、僕以上に、これからの未来に可能性があって、その可能性をどこまで、広げられるかを、毎日の授業で真剣勝負してる訳です。甘やかして、子供たちの可能性がさらに広がると思えないので、自然と厳しくもなるのかもしれません。

その生徒さん、現在、数学も塾に通う前と比べて、1人で数学の問題集と向き合えるようになったようです。甘えたままなら、できなかったでしょう。授業の中で、今日は最低限、これを覚えなさい、とか、この考え方は必要な事とか、そういう僕の指示を、きっちりと聞いてくれた結果です。厳しいかどうか、それは、受け取る生徒次第です。僕の授業中の、一言、二言を実行すれば、成績が上がるなら楽なものかと思います。通っている生徒からすると、今の環境は当たり前で、何も厳しくなく、それが当たり前と思ってると思います。

そんな訳で、まわりの塾がどうなのかは、よく分かりませんが、まわりと比べることなく、僕は僕の信念で授業をし続けるのです。