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塾屋のやりがい
ケーキ屋さんなら、美味しいケーキを口にしてもらって、幸せな気持ちを感じてもらいたいなど、それぞれのお店には、やりがいがある。塾も同じで、やりがいがあるのですが、そのやりがいが一つ、失われようとしいます。
成績向上、これは失われることは無く、前回の点数よりも高得点を、など生徒の掲げる目標に対して、背中を一押しするのは、実にやりがいを感じる。
問題は志望校合格について。
今回も、山高全員合格と言うのはしびれるものがあり、全員の合格を確認できた後には、肩の荷が下りたというか、一安心できました。中央高校以下の市内の公立高校については、指導していてやりがいを感じなくなってきた。なぜなら、うちに通っていれば全員通るからです。過去を遡ると、中央高校以下の受験で不合格が出たのは、2015年の入試で西京高校に1名だけでした。小さな個人塾のくせに、うちに通っていれば、なんて言い過ぎかもしれませんが、そんな個人塾が100%の合格を出せるぐらい、公立入試、いや、受験生のレベルが下がっているのか、うちのレベルが上がっているのかということです。普通に生徒に向き合えば、山高以外の高校に送り込むのは難しくはない。
実際に、今年は中央高校も西京高校も二次募集をしています。受験者のレベルが低すぎて、定員通り合格を出せない状況ですから、うちの生徒が不合格になるはずがないのです。だから、やりがいを新たに作るしかなく、中央志望の生徒を山高レベルまで引っ張り上げる。これができれば、僕も生徒も保護者もみんなハッピーなのです。
でも、本当に真剣に地域の2番手校の事を考えないとダメですよ。来年から、私立高校の無償化という、とんでもない愚策が始まります。これによって、経済的負担が変わらないなら、進学実績の良い、慶進高校に進学しようとする生徒が現れるかもしれない。そうすると、山高はトップのまま、残りの高校は2番手になれずに、昨年までのライオンズの外野手のレギュラー争いと一緒で、誰が出場しても変わらない、と同じく、どこに進学しても変わらない、となってくる事が予想されます。私立高校は、実績を出せば、生徒が公立から流れてくるかもしれない、と虎視眈々としているでしょう。もっとこの地域に住む、子供の学力について真剣に考えないといけません。高校に受かりやすい状況を歓迎するのではなく、もっと厳しさを求めないと。義務教育じゃなく、高等教育なんだから、高等学校は。
そんな訳で、もっと生徒の成績の上がる作戦、環境作りを考えようと思います。これも塾屋のやりがいの一つです。
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