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ミスを経験して成長する
宿題忘れの名人が中2に1名在籍。
昨日は、そのペナルティーで18時過ぎに塾へ忘れた宿題をやりに来た。
いつもなら車で来るのだけれども、自転車で来た。
なんとなく、様子がおかしく感じる。
そう言う直感は、当たるもので、
「お母さんに塾に行くことを伝えたか?」と尋ねると、案の定
「お母さんが庭に出ている間に、こっそりと出てきました。」と。
やっぱり、宿題忘れのペナルティは知られるとまずい事実、それを何とか隠そうと彼の考えた作戦。
夕飯の時間も近づき、子供の姿が見えないと心配されるだろうと、ひとまず連絡して
彼の作戦は失敗に終わる。
僕が連絡をしなければ、彼の作戦は成功していたかもしれない。
宿題をやってこなかった事実があり、次の日にこっそり塾に行ってやれば、ひとまず、宿題忘れは親にバレずに、チャラにできるのかもしれない。それで済まされるなら、彼にとっては、このサイクルを繰り返すのであろうが、このままだと彼には何も良い事がない、むしろ、宿題をしない事で、せっかく習った事が定着しない。何かミスをした時に、そこでそれを学びに変え、改善に向かうのか、そのまま、毎回ミスを繰り返すのかは雲泥の差である。塾でのミスなんて、人生において致命的なミスになるはずがない。どんどんミスをして(本当はしない方がよいのかもしれないが)、毎回、それを良い方向に持って行ければ、大きく成長するだろう。
人生にとって、プラスになるミスは大歓迎。
塾の中で色々と経験して、人生をプラスの方向に持って行ってもらいたい。
親として、僕もそうだが、子供にはなるべくミスが無い、転ぶことが無い人生を歩んでもらいたいと思ってしまう。でも、そうやって、親が先回りしてやっても、転んでしまう事は多々あった。でも、その都度立ち上がっている子供を見ると、先回りしてやる事も必要なかったのかなと思う事もある。親として、子供が安心して失敗できる環境を用意する事、それを見守ることができる広い心が必要なのだろう。でも、ついつい心配が先走ってしまうのである。
帰り際に、彼が一言。
「家では、誘惑が多すぎる。こうやって、塾が無い日も、宿題をしに自習に来ていいですか?」と。
これが実行できれば、彼にとって、この失敗は彼の人生にとってプラスになるのだろうと思う。
もう少し、彼の様子を見守ろうと思う。
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