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塾のこと 2025/07/05

何も言わずに、やる事が正解

令和になってからか、最近なのか、
自分が納得しないと、何かをやり始めない人が多いのではないか。
塾で言うなら、生徒の勉強に対してなのですが、こちらからアドバイスをしたとして、
それを素直に受け入れる生徒は、成績が伸びやすい。
しかし、「どうして勉強しないといけないのか」と自分が納得しないと勉強し始めない生徒を、たまに見かける。結局、納得しないから、やり始めるタイミングも遅くなり、勉強する時間を失う事になる。
勉強に対する、機会損失である。

今の時代、周りの先生(塾や学校)も、あまりしつこくは言わなくなっている。
中には、根気強く、言ってくれる先生もいるかもしれないけど、ある程度言って、伝わらないと思ったら、「そうね、やりたくなければ、やらなくてもいいよ」と言った方が、生徒から嫌われることもないだろうし、親からクレームが事もないので安心なわけ。
こうやって、生徒は成長するチャンスを失ってしまう。
実にもったいない。

「いいから、黙ってやれよ」
強引でも、やり始めたら、やるようになる。
せっかちな僕は、生徒が納得するまで待つことができないので、そう言ってしまうのである。
時代が違うと言われそうだけど、どの時代であっても、やらなければいけない事はやらなければいけないのである。そして、子供たちにとっては、残念のかもしれないけど、今の時代の方が、やらなければいけない事が増えている。だから、「黙ってやれよ」なのである。

塾の先生、学校の先生には嫌われてもいいじゃないかとお伝えしたい。
何もなく表面上をとりつくろって生徒と過ごして、10年後くらいに、あの時、教えてもらった先生誰だったっけ?と記憶にも残らない先生より、あの時鬱陶しかったと思われながらも記憶に残る方がいいじゃないかと、僕は思う。そうやって、僕は子供たちの心の中で生き続けたいのである。



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