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独り言 2025/08/11

鶏口牛後

甲子園を見て思う。
アルプス席でベンチ入りもできずに、応援しているだけで何が楽しいのか。
そこで優勝しても、応援している生徒は、ドラフトでプロになれる訳でもなく、大学進学に推薦されるわけでもない。大切な高校3年間をレギュラーの練習要因として、そして応援団として3年間を過ごす、究極のボランティアではないか。

わざわざ、地元を出て県外に野球留学。公式戦にも出場できない3年間より、例え、地方予選1回戦で敗退であっても、自分がグランドに立って試合する方が楽しいのではないかと思ってしまう。ある程度実力があるのなら、大きな組織の末端で力を発揮できずにいるよりは、多少、小さくてもその集団を引っ張る立場の方が良いのではないか。まさに「鶏口となるも、牛後となるなかれ」である。

しかも、今回の出場辞退校のように、寮の中でいじめられるなんて事もありうる。
親やまわりの大人が上手く進路指導してあげないと、15歳の少年には野球しか見えていないのだと思う。そして、指導者は勝利至上主義ではなく、スポーツを通して健全な生徒を育てるという意識が大切なのだと思う。


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