「0」を「１」に

今まで知らなかった状態が「0」でも、それを経験すれば「１」
「0」から「1」にするのが大変で、「１」ができれば「2」にする苦労は、そんなに大きくない。「2」を「3」にするのは、もっと簡単。だから、取り組み始める最初の状態、つまり「0」の状態が一番しんどく、「1」の世界へ飛び込むのに勇気がいる。何でも、初めての事に挑戦するのは勇気やエネルギーがいる。そして、何歳になっても「0」の状態はある。

50歳になって、中学生と比べると、生きてきた時間が長い分、「０」は少ないかもしれないけど、「０」はある。例えば、ピアノを弾いて演奏する経験は「０」だし、1人で海外旅行にいく経験も「０」。自分の「０」なんて探せば、たくさんあるだろうけど、探さなくなった。高校生ぐらいまで生きていれば、探さなくても「０」が飛び込んできて、その「０」を「１」にすることが夢中だけど、「０」が「１」に変わっていき、なくなった時点で「０」を探すのをやめてしまう。「０」を探さなくても生きていけそうと思えるから。そうなると成長は止まってしまう。

塾を始めて12年が経ち、1年目は「０」が沢山飛び込んできた、今はどうだろうか、とびこんでくる「０」は当時と比べると、かなり少ない。塾も僕も成長するには、やはり「０」を探し、それを「１」にする努力は必要。仕事だけじゃなくプライベートも含めて、1回の人生、なるべく「０」を減らし、「１」を増やしたいと思う。そのためには、自分に興味あるものだけ見るのでなく、起こる事、すべてを楽しむという気持ちを持つことが大切なんだ、と。特にトラブルをどう消化するかということは大切なんだと思う。

本日、大仏頭3日目。
3日見れば、慣れるものです。
色々な事に挑戦する事は大切です。