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独り言 2023/04/14

先生になりたくなくなったんだって

将来、教師を目指す学生講師がうちで働いてくれています。
そんな気持ちを知って採用していますから、
お給料はもちろんですが、指導の技術や子供の叱り方なども学んでくれて一石二鳥、いや一石三鳥ぐらいで、彼らの将来に役立っていると思います。

今日、学生講師さんと話していると
「教師になるのをやめました」と。
絶対に良い先生になるんだろうなと思っていただけに、
学校側からしたら大きな損失ですよ。

理由を尋ねると
教育実習に行って、あまりに仕事量が多すぎたから、と。
現役の先生の様子を見て感じたようです。
仕事の量を減らせるように工夫しないとダメですよ。
現場の先生じゃなく、上の方達が。
良い人材が、逃げていきますよ。

僕が塾講師になりたての頃は、学校の先生になるには何十倍の倍率を勝ち抜く必要がありましたが、現在は数倍程度です。
人気が下がっているのは明らかです。
実際、うちの1号を担任にしてきた先生達も、これじゃあ、塾に通わせてフォローしないといけないって思ってしまうレベル。この先生に子供を任せようなんて思えません。

このままでは、磨けば光る原石の子供達は磨かれないまま、成長してしまいます。
塾としてできる事は、子供達のフォローはもちろんですが、
これから先生になる学生さんを育てる事。
でも、その学生さんが教育実習に行って、幻滅してしまったらどうしようもありません。
どうか、学校の先生にもっと良い待遇を。