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塾のこと 2023/07/20

算数は日常生活から

現在、塾では小学2年生の指導が最年少学年です。

最近の子供の算数嫌い、苦手を肌で感じています。
日常生活から、得られる体験、経験が減ってきている事がその原因の一つかと思います。

昭和と比べると便利な世の中になりました。
その便利さが、子供を退化させているのかもしれません。

先日も、おつりの計算の勉強をしている時も
セブンイレブンではナナコのカードで払うからお釣りをもらわない、と
お釣りの計算なんかしなくても大丈夫、と。
プリペイドカードが子供のお釣りの計算を妨げています。

小さい頃は、小さな手に100円を握りしめて
駄菓子屋で、これとこれとこれを買ったら100円で足りるのか、計算をしていたものです。
最近は、そんな悩みも必要ない時代なのかもしれません。

ゲームなんかも、少年の頃
母から「あと〇分よ」と言われ、時計とにらめっこしてました。
今では便利なのか、switchにはタイマーが付いています。
時間がくれば、知らせてくれます。
時計なんか見ずに、ゲームに集中ですよね。

世の中が便利になった反面
子供たちが考えなくなってきているように感じます。
算数なんて、日常生活から学べることが沢山あるのに、もったいない。

便利になる事も大切ですが
不便な中から、生きる力、学びを手に入れるのも大切です。
特に、小学校低学年の子供たちには伝えていきたいです。