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橋を架けるなら
昨日は忙しく(今日も忙しいですが)、ブログ更新できなかったので、今日はその分、いいお話が書ければと思っております。
自転車に乗っていました、目の前に大きな川が現れ、橋を架けなければ渡れそうにありません。
さて、どんな橋をかけましょうか。
自転車に乗っているから、自転車のタイヤの幅だけの橋を作れば、理論上は渡れそうです。しかも、細い橋なので材料も、手間もなるべく少なくできるので、効率は良さそう。でも、渡る時の安心感は無く、むしろ橋から落ちたどうしよう、と絶望感の方が大きそうです。どうせ架けるなら、時間はかけてでも、大きくて広い橋を渡る方が安心だと思う。広すぎる橋なんて無駄が多い?使わなかったら無駄と言われそうですが、その無駄があるから安心して渡れると考えよう。
さて、ここからが本題。
川の向こう岸には自分の志望校がある。
目の前には大きな川、その川を渡らないと合格はできない。
さて、どんな橋を架けますか。
先ほどの、自転車のタイヤほどの橋でいいですか。
あれ?これって、なるべく受験においてなるべく努力したくない生徒の考えと似てますよね。そんな安定感の無い橋を作るから途中で落っこちてしまうのです。楽に最短距離を行こうとすると、上手く行かない事も多くなります。
広くて大きな橋を作る生徒は、悠々と合格していくのです。
大きな橋を架けるのには、時間も手間もかかります。無駄に見える努力もあるのかもしれません。
でも、その無駄に見える努力が安心した大きな広い橋を作ることができるのです。こんなところテストに出ないだろう、でも、それが分かることで安心感に繋がったり、それに近い問題が出題されることもあります。実際にはテストにそのまま繋がるかというと、その確率は低いかもしれないですが、大きな橋だと安心して、余裕も生まれます。
大人も同じで、ここからは自分への戒めも込めて。
自分の人生に必要なことだけをする人生が楽しいのか。
無駄に見える事に対して、時間やお金をかける余裕があるかで人生が豊かになるのはないか。今は必要なく無駄なことかもしれないけど、将来、どこかのタイミングでその必要が無かったことが必要になるのかもしれない。僕にとっての数学もそうで、少年時代には、大人になってそれが自分を助ける道具になるなんて思ってもいなかった。
なので、将来に向かって架ける橋は、必要ではないかもしれない無駄が多くあった方が良いのかもしれない、いや、その方がいい。作るのには手間がかかるが、そんな無駄が多い橋の方が、安心して進むことができる。
さて、どんな橋を作ろうか。
みなさんは、受験に向けてどんな橋を作っていますか。
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