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矜持を持ってもらえるような職場に
矜持 自分の能力や資質に対する信頼から生まれる誇りや自負、自尊心という意味。
今、塾で仕事を手伝ってくれているスタッフに皆さんには、自身の能力、過去の経験などを活かして、各生徒に指導してもらっているし、僕も任せるスタッフには全幅の信頼のもと指導をお願いしている。
さて、何が言いたいのか。
まずは、パン屋さんの例で。
1人店長であれば、どこの小麦粉を使おうか、水にもこだわろうとか、その配合はどれぐらいの割合か、オーブンは何度でどれぐらい焼くのか、色々こだわりを持つことができる。それは、すべては美味しいパンを作って、お客様に喜んで貰えるために。
しかし、パン屋の規模が大きくなると、仕入れ担当、生地を作る担当、焼く担当、など仕事が分業されてしまう。そうなると、自分の仕事は、パンを焼くことが仕事になり、お客様に喜んで貰おうという気持ちが薄れていく。
塾でも、英語をお願いします、国語、理科をお願いします。など、仕事が分業化されている場面がある。その授業のために、各スタッフ、労を惜しまずに自宅で予習をしてきてもらい、自分の持つ能力を生徒のために最大限に発揮してくれている。それだけでも、十分な事なんだけど、もう一歩踏み込んでもらって。パン屋さんが美味しいパンを作って、お客様に喜んで欲しいと同様に、塾屋も、成績が上がって、その生徒の将来の可能性が広がり、生徒(そのご家庭)に喜んで貰いたい。そんな風に思うことができれば、もっと仕事が楽しくなり、自分自身にも矜持をもってもらえるはず、そして、その矜持は、将来社会に出る先生たちの大きな武器になると思う。
基本的には、その教科を指導してもらえれば十分なのだが、各教科の担当の力が合わさり、そういう思いを共有できれば、1+1+1+1+1=5以上の成果が現れると思ってしまう。僕自身も、改めて、主には数学を指導しているけど、数学の力を付けるだけでなく、その先に生徒が身につけるであろう生徒それぞれの喜びを考えながら指導したい。
忙しくなると、ついつい目の前の仕事で精一杯になってしまいますが、その一歩先を見ながら仕事をしたいものです。
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