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塾のこと 2025/12/03

自信と声の大きさ

小学生の国語の授業では、必ず、音読をしてから問題を解くようにしている。テストを受ける時のように、黙読して問題を解く事はしていない。その理由は、僕が、それぞれの生徒が、どれぐらい音読できるか(声の大きさだったり、漢字を正しく読めるかなど)が知りたいから。そして、今後、社会に出ると、発言を求められる。その時に声が聞き取れにくければ、その発言も自信なく聞こえてしまう。

最近、入塾した女の子。音読を聞いて、これは、なんとかしないとと思うレベル。明らかに自信が無いのが聞いていて分かる。読めない漢字があったり、どこで区切って読めばいいか分からずに詰まったり。そこでお家で、来週はこのプリントをするから、家で読む練習をしておいでと課題を出したのが先週。そして、今週の授業で音読を聞いてみると、前回とは全く違う声の大きさで、詰まらずに読み切った。すごいね、と尋ねてみると、家で練習してきました。このひと手間は、大変だったと思うけど、きっとちゃんと読めた事については自信になったと思う。やはり、何事も最初は練習が肝心。いきなり上手にできる子供もいるかもしれないけど、多くはこうして練習を繰り返し、できるようになって自信がついてくるのだと思う。そんな姿を見ると、まだまだ伸ばしたい、僕自身に次はこんな事ができれるようになればいいな、と欲が出てくる。

各学年の生徒を見ていても思うけど、自信のある生徒は声が大きい。その自信をいつ身に付けたのか、幼稚園なのか、小学校なのか、人によってそれぞれ。でも、まだ自分に自信が持てないのなら、勉強については、今すぐ取り組むべき。勉強はやればやるほど自信が身につくものです。


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