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独り言 2026/02/06

完璧な準備は必要ない

うちの授業は、生徒に質問しながら、授業を進めていくのだけど、たまに、こんな生徒がいる。
宿題の答え合わせは、元気に答える。でも、授業中の質問になると、とたんに声が小さくなり、自信がない表情になる生徒。きっと、宿題は、家で、お父さん、お母さんの協力の元、正解を準備できたのであろう。でも、新しく習う事については、なかなか自信が持てない。だから、声も小さくなる。

別に、完璧な準備なんて必要無いのだ。
完璧な準備を求めると、動けなくなる。その生徒もそうで、完璧ではないから、間違えたらどうしよう、恥ずかしいな、とか色々な感情が発言する勇気を奪ってしまう。僕が塾を始めた頃を思い出す。当時に完璧な準備を求めていたら、この塾は今、存在していなかっただろう。
当時、お金が無ければ、人脈も無い。(今もそうですが)そして、塾なんて開いて、生徒が集まるんだろうか、自分の力でやって行けるんだろうか、考えれば考えるほど、不安になることもあった。生徒が集まらなくても、しばらく、やって行けるお金を貯めて、十分な設備が整って、なんて、そんなベストなタイミングを待っていたとしたら、そんなタイミングは永遠とやって来なかっただろう。結局、教室には机が10個、ホワイトボードも各教室1枚、コピー機も無い、床のカーペットも無い、そんな状態からのスタート。塾を始めてから、あれが必要、これも必要と気付き、その都度、集めてきた。

旅行もそうじゃないですか、準備していたつもりだけど、何かが足りなかったから、現地調達したり、現地に着いて、初めて見たものに魅力を感じたり、子供が突然、あそこに行ってみたい、と予定を変更したり。完璧な準備をしていたつもりが、結局、役に立たないというか、その場で、より良いプランに上書きされていく。

人生なんて、今まで生きてきた経験から、準備をするけど、結局は、準備したことを使わない事もあり、想定外の事が起きても、何とかなる。実際、何とかなってるし。

話は逸れましたが、勉強も同じで、初めて習う事に多少の不安あるけど、勉強して学ぶ経験を積んでいくと、不安は薄れていき、やがて新しい事を知ることが楽しくなる。人生に失敗があるように、勉強にも失敗はある。その失敗は次に活かすことができれば、失敗じゃなくなる。失敗を楽しむ感覚で勉強を頑張ればいい、人生と違い、勉強の失敗なんて、大したことなく取り返すことができる。そんな訳で、授業中、質問されても、不安や失敗を恐れずに元気に答えよう。大きな声を出すだけで、元気も出るし。自分への戒めも込めて。


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