知らない事を知る事

大人になると、子供の頃に比べると
知らない事が減ってきます。
学生時代に学校で学び、そのあとは、社会経験から学ぶのですから
子供と比べると知らない事は減り、知っている事は増えています。
でも、まだまだ知らない事ばかりで、この歳になっても新しい事を知る事は楽しい事です。
ただ、大人になると知る機会は、自分から知ろとしないといけないんですよね。

子供たちは、どうでしょうか。
学校や塾、習い事、知る機会は、溢れています。
溢れすぎているから、飽きたのでしょうか。

知る事に興味を持ち、塾での授業もニコニコ聞きながら
僕らが話して伝える事でも、必要と感じればメモに取る生徒がいます。
学ぶ事、知る事が楽しいのでしょう。

逆もあり、勉強が楽しくない、と仕方なく取り組んでいる生徒もいます。
やればできるのに、やり始めても、中途半端に終わってしまう生徒もいます。

まずは、勉強を教える前に、色々な事を知る楽しさを伝えないといけないんでしょうね。

国語、数学、理科、社会、英語
様々な分野があります、この中のうち一つぐらいは興味が持てるものもあるはず。
まずは、その一つを好きになれば、その世界が広がってきます。
例えば、社会で地理に興味を持って、アメリカに関心を持てば
英語にも興味が広がるかもしれません。

勉強しなさい、勉強しなさいと強制では、その場はやったとしても、長続きはしません。
勉強する事、知る事ってこんなに楽しいんだよ、まずはそこを伝えてからなのかな、と。
塾なので、勉強を教える事が仕事なのですが、
勉強が嫌いな生徒には、その生徒なりの理由がある。
指導する前に、その原因を知る事から、始めないといけないのかもしれません。
昔みたいに、単純にテキストを教えれば良いという時代ではないのでしょう。