大きくなったのか、小さくなったのか

先週の土曜日、テスト対策後に母から電話。体調に異変があり、日曜日に入院し月曜日に手術をするとの電話。この歳にもなると、こう言う寂しくなるような両親からの電話が。

日曜日は普通にテスト対策をする予定でしたが、手術前に会っておこうと思い、テスト対策を予定していたご家庭に連絡を入れ、母の元へ送り出していただくことに。ありがとうございました。

そして、電車を乗り継ぎ片道4時間半の道中。そこで30分、両親と３人で会話。いたって元気に見えるものの、落ち込んでいる姿は見せないと、明るく振る舞う母。僕より遥かに強い人だなあと思いながらの30分を過ごしました。まだまだ生きてもらわなければ、今までの恩を返せないので月曜日は頑張ってもらわなければいけないので、帰り際に頑張ってとハグを交わす。（手術中は麻酔で眠るだけ、頑張るも何も無いなと思うのですが。それより、執刀医の先生に頑張ってもらわないとって感じです。）こう言う時に、恥ずかしさもあり頑張ってしか出てこない僕にはがっかり。

ハグして、母さん、ずいぶん小さくなったなあと。小学生の頃だったか、後ろから抱き抱えるように捕まえられた時には、大きく感じた母さんですが、お互い歳を取り、僕が大きくなったからなのか、母さんが小さくなったからなのか、まあ、どちらもでしょう。これまた、寂しさを感じるわけです。帰りの道中に、携帯で再度やり取りし伝えたい事を伝え直しましたが、この歳になるとこう言った問題もふりかかるんだなと。生きてる限り、みんなが通る道。

生徒の皆さん、親が健康でいてくれる事、当たり前って感じてるでしょ。僕も君たちと同じ年齢の頃はそう思ってました。でもね、明日は何が起こるか分からないのが現状で、だから、親は君たちに対して、毎日全力で世話をして、優しく接してくれるんですよ。今回経験したから言えるんですが、親とは仲良く接し、日々、感謝をしましょう。今、一緒に過ごせている時間はとても貴重な時間です。

世界にたった1人の母さんが、現在、手術室で格闘中。祈る事しかできないんですよね。生徒の皆さん、注意されてイラッとする事もあると思いますが、世界にたった1人の父さん、母さんを大切にして下さい。